左官仕上げの美しさと寿命は、見えている仕上げ層ではなく、その下の「下地」でほぼ決まります。この記事では、左官下地の代表であるラス下地とモルタル下地の基礎知識を解説します。
ラス下地: 木造にモルタルを付けるための金網
木造の外壁にモルタルを塗る場合、木にモルタルは直接付きません。そこで防水紙の上に「ラス」と呼ばれる金網を張り、モルタルを絡ませて保持します。平ラス・波形ラス・リブラスなどの種類があり、ラスの浮き・重ね不足・留め付け不足は、そのままモルタルのひび割れ・剥落につながります。ラスモルタル外壁の改修では、まず既存ラスの錆と浮きの確認が出発点です。
モルタル下地: 塗り重ねの層構成
左官は一発で厚く塗りません。下塗り(富調合すぎない配合で食い付き重視)→中塗り(平滑と厚みの調整)→上塗り(仕上げ)と、薄い層を乾燥期間を挟んで重ねるのが原則です。各層の乾燥を待たずに重ねると、収縮差でひび・浮きが出ます。工期を詰めたい現場ほど、ここで品質が削られがちです。
コンクリート下地への左官
RC躯体に直接塗る場合は、レイタンス除去と吸水調整(シーラー・水湿し)、必要に応じたモルタル接着剤・カチオン系下塗りで密着を確保します(カチオン系補修材の解説)。ツルツルの型枠面に無処理で塗れば、数年で浮きます。
ボード下地の内装左官
石膏ボードに漆喰・珪藻土・モールテックスなどを塗る場合は、ジョイント(継ぎ目)とビス頭の処理、専用プライマーが必須です。ボードの継ぎ目は必ず動くため、処理を省くと仕上げに直線のひびが浮き出ます。
下地を確認できる業者か
見積り時に「下地はどうなっていますか」ではなく「下地をどう処理しますか」と聞いてみてください。層構成と乾燥期間を具体的に答えられる業者は、仕上がりも裏切りません。
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合同会社iCraftは、下地の診断・補修から仕上げまで左官工事を一貫施工します。東京・埼玉・千葉・神奈川、現地調査・お見積りは無料です。
