シーリング材を目地に充填する道具が「コーキングガン(シーリングガン)」です。DIYでおなじみの手動ガンから、プロが新築現場で使う2液用の圧送機まで、ガンの選択は施工スピードと充填品質に直結します。道具から工事を理解してみましょう。
手動ガン: 1液カートリッジの基本
320mlカートリッジをセットし、トリガーを握って押し出す最も基本的なガンです。安価ですが、握力で押し出すため長い目地では手が疲れ、吐出が脈打ちやすい。プロ用は「回転式」「無段階戻り」など、吐出の安定性と液だれ防止に工夫があります。ノズルのカット角度と径で吐出量を調整するのは、手動・電動共通の基本技術です。
電動ガン: 均一な吐出で品質が上がる
バッテリーで押し出す電動ガンは、吐出速度が一定になるため、充填の密実さと表面の均一さが向上します。数量の多い現場や、硬めの材料(低温時・高粘度材)で威力を発揮。プロの打替え現場では電動が主流になりつつあります。
2液用ガン・圧送機: 数量勝負の道具
撹拌した2成分形シーリングをペール缶から直接吸い上げて充填する専用ガン・電動圧送機です。カートリッジ交換の手間がなく、新築の外壁一式のような数百m〜千m級の連続充填で圧倒的に効率的。1液と2液の使い分けは1液型と2液型の解説をご覧ください。
ガンより大事なこと
道具が良くても、目地の奥から充填して空気を抱き込まない運び方、ノズルを目地形状に合わせてカットする準備、充填直後のヘラ押えのタイミング——品質の芯は道具ではなく手順です。ガンは「均一に出す」を助ける道具であって、密着をつくるのはプライマーとヘラ押えです。
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