シーリングの仕上がりが美しいかどうかは、実は充填でもヘラ押えでもなく、その前の「マスキング(養生テープ貼り)」で決まっています。テープの通りがそのまま仕上がりの線になる——地味に見えて、職人の丁寧さが最も表れる工程です。
マスキングの役割
- 仕上がりラインを決める: 目地の両側にまっすぐ通したテープが、シーリングのエッジになる
- 外壁材の汚染防止: はみ出した材料やプライマーから仕上げ面を守る
- ヘラ押えの定規になる: テープの厚み分がわずかな面(つら)の基準になる
プロの貼り方は何が違うか
目地の際から一定のクリアランス(1〜2mm程度)を保って、長い直線を一気に通します。凹凸のあるサイディングやALCでは、テープを目地の形状に馴染ませて浮きを潰しておかないと、材料が裏に回り込んで「ガタガタの線」になります。コーナー部は重ね順まで計算して貼る——速く貼れて、まっすぐで、浮いていない。単純作業に見えて、経験差が最も出ます。
剥がすタイミングが命
マスキングはヘラ押え直後、材料が硬化する前に剥がします。硬化後に剥がすと、テープと一緒にシーリングのエッジがめくれたり、糸を引いて表面を荒らしたりします。逆に貼ったまま長時間放置すると、テープ糊が外壁に残る二次被害も。「貼るのは慎重に、剥がすのは速やかに」が原則です。
DIY補修でよくある失敗
ホームセンターの材料で自分で補修したら、目地の周りがベタベタ・ガタガタに——という相談は珍しくありません。原因のほとんどはマスキング省略か、剥がし遅れです。小さな補修でも、テープを貼る一手間で仕上がりは別物になります。とはいえ外壁の目地は材料選定から専門性が高いため、範囲が広い場合はプロへの依頼をおすすめします(材料の選び間違いの解説)。
iCraftにご相談ください
合同会社iCraftは、マスキングの通り一本にこだわる仕上がり品質で、シーリング工事をお請けします。東京・埼玉・千葉・神奈川、現地調査・お見積りは無料です。
