ビル・マンションの屋上のような平らな屋根を「陸屋根(りくやね・ろくやね)」と呼びます。勾配屋根と陸屋根では、雨の処理の考え方が根本的に違い、それが防水工事の必要性に直結します。この記事では陸屋根の基礎知識をまとめます。
勾配屋根は「流す」、陸屋根は「防ぐ」
瓦や金属の勾配屋根は、傾斜で雨を素早く流すことで水を処理します。屋根材自体は完全防水ではなく、重なりと勾配で水を入れない設計です。一方、陸屋根はほぼ水平のため水がすぐには流れません。だから面全体を防水層で覆い、わずかな勾配(1/100〜1/50程度)でドレンに集めて排水する——「防水層+排水計画」で守るのが陸屋根です。
陸屋根のメリット
- 屋上を使える(設備置場・点検スペース・ルーフバルコニー・緑化)
- 建物の高さを抑えつつ最上階の空間を確保できる
- 外観がシンプルでビル・現代住宅のデザインに合う
陸屋根の宿命: 防水は更新するもの
陸屋根の防水層(アスファルト・シート・ウレタン)には寿命があり、12〜15年前後を目安に改修が前提の部位です。「屋根なのにメンテナンスフリーではない」ことが、勾配屋根との最大の違い。劣化サインの見つけ方は耐用年数と改修時期の解説にまとめています。
陸屋根の弱点部位
平場の防水層そのものより、水の集まるドレン、立上りとパラペット・笠木、設備基礎まわりなどの「納まり部」から雨漏りは始まります。点検ではこの順に見るのが効率的です(笠木・パラペットの解説)。
戸建てでも増えている陸屋根
屋上活用型の住宅やキューブ型デザインの家で、木造・鉄骨の陸屋根が増えています。構造の動きが大きい木造陸屋根は、RC以上に防水の仕様選定と定期点検が重要です。
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合同会社iCraftは、陸屋根の防水診断から、シート・ウレタンによる改修、笠木・シーリングまで一体で施工します。東京・埼玉・千葉・神奈川、現地調査・お見積りは無料です。
