シーリング工事の材料費の中で最も安い部類なのに、寿命への影響が最も大きい——それがバックアップ材とボンドブレーカーです。どちらも目地の底とシーリング材を縁切りして「二面接着」をつくるための部材。完成後には見えなくなるため手抜きされやすい部分でもあります。
なぜ目地底と接着してはいけないのか
外壁の目地は、温度変化や地震で常に開いたり閉じたりしています。シーリング材が目地の両側面だけに接着(二面接着)していれば、材料は自由に伸縮して動きに追従できます。ところが目地底まで接着(三面接着)してしまうと、3点で拘束された材料は動きの逃げ場がなく、引きちぎられるように破断します。「打替えたばかりなのに数年で切れた」の原因の多くがこれです。
バックアップ材: 深さ調整と縁切りを兼ねる
ポリエチレン発泡体の丸棒・角材で、目地の奥に詰めて使います。役割は2つ。①目地の深さを適正(一般に8〜15mm)に調整して材料量を最適化する、②シーリング材と目地底を物理的に縁切りする。目地幅より少し太いサイズを選んで隙間なく充填するのがポイントです。
ボンドブレーカー: 浅い目地の縁切りテープ
目地が浅くバックアップ材が入らない場合は、目地底に絶縁テープ(ボンドブレーカー)を貼って縁を切ります。サイディングの目地やワーキングジョイントの改修でよく使います。テープの貼り忘れ・浮きは三面接着に直結するため、地味ですが確実さが求められる作業です。
発注者ができる確認
見積りや仕様書に「バックアップ材」「ボンドブレーカー」の記載があるか。現場写真を残してもらえるか。見えなくなる部材こそ、記録で品質を担保できます。二面接着・三面接着の考え方は建築用語集でも解説しています。
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合同会社iCraftは、目地の深さ測定からバックアップ材の選定まで、見えない部分の品質を工程写真でご報告しながら施工します。東京・埼玉・千葉・神奈川、現地調査・お見積りは無料です。
