モールテックス(MORTEX)は、ベルギーのBEAL社が開発した薄塗りのセメント系仕上げ材です。厚さ2〜3mmで防水性と高い柔軟性を持ち、床・壁・家具・水廻りまで施工できるのが最大の特徴。この記事では、施工する側の目線で特徴と注意点を解説します。
モールテックスの何がすごいのか
普通のモルタルは薄く塗ると割れ、水を通します。モールテックスは専用樹脂で練ることで、薄塗りでも曲げに追従し、ひび割れにくく、水も通しにくい。だから木製家具の上、既存タイルの上、キッチンや浴室まわりなど、従来の左官材では不可能だった下地に「モルタルの質感」を載せられます。色は顔料の調合でほぼ無限、表情は鏝の運びで決まります。
向いている場所・向かない場所
- 向く: 店舗の床・カウンター・什器、住宅のキッチン・洗面・壁面、既存仕上げの上からのリノベーション
- 注意が要る: 常時水に浸かる場所、下地の動きが極端に大きい場所、屋外の床(仕様選定と保護が必要)
品質は下地処理と養生で決まる
モールテックスは「塗って終わり」の材料ではありません。下地ごとのプライマー選定、複数回の塗り重ね、研磨、保護剤(オイルやワニス)まで、工程を正しく踏んではじめて性能が出ます。特に保護剤の選定は、水廻りか床か家具かで変わり、メンテナンス性を左右します。正規の講習を受けた施工者に依頼すべき材料です。
メンテナンス
日常は中性洗剤での水拭きで十分です。保護剤は使用状況に応じて数年ごとの再塗布で風合いを保てます。傷や輪ジミも、研磨と保護剤の再施工で目立たなくできるのが塗り仕上げの利点です。
iCraftにご相談ください
合同会社iCraftは、モールテックスをはじめとする意匠左官を自社施工しています。サンプル作成で色・表情を確認いただいてから施工に入ります。東京・埼玉・千葉・神奈川、現地調査・お見積りは無料です。
